なぜ、キャッシュフローに注目する❓
はくさんです。
いつも資産報告等しかしておりませんが、
株式投資を見ていきたいと思います。
まず、ご紹介したいのが
キャッシュフローです。
数ある著名人の方が投資する上で指標としております。
①キャッシュフローとは
まず、キャッシュフローとは直訳するとお金の流れです。そんなこと知ってるよ!と言う方がいるかもしれませんが、なぜ著名人がこの指標に注目するのかを自分なりの見解を示したいと思います。
そもそも、企業の業績を知るにはシンプルに利益に注目したら良いと思いませんか?
もちろん利益にも色々種類があって、
本業の利益を示す営業利益
財務活動も含んだ経常利益
がありますが、これらの利益も勿論重要ですが
それ以上にキャッシュフローが注目されている。
はて、はて?
②利益とキャッシュフローとの違いは?
利益とキャッシュフローの大きな違いは
信用性です。
もちろん、利益も監査法人に監査を受けているので信用性は保証されております。
ただ、利益よりキャッシュフローの方が信用性があるのです。つまり、より事実に近いのです。
これは、利益が仮定された費用によって計算されている面を持っているからです。
減価償却費を説明すると、
減価償却費は生産設備等の固定資産の取得金額を耐用年数で割って計算するのですが、その耐用年数は企業が論理的な説明が出来たら自由に設定できます。
【事例】
企業A、企業Bが同じ生産設備(100万円)を導入した場合
①企業Aはこの生産設備を5年で使うと仮定
売上 =500万円
減価償却費=100万円÷5年=20万円
利益 =480万円
②企業Bはこの生産設備を10年使うと仮定
売上 =500万円
減価償却費=100万円÷10年=10万円
利益 =490万円
どうでしょう。
同じ売上、同じ生産設備を導入したとしても
利益が10万円違います。
もちろん、各々の企業の設備の使い方が異なり
耐用年数を合理的に説明できたらという前提ですが。。
③キャッシュフローの計算
逆にキャッシュフローは現金の流れですので、
利益から減価償却費や引当金等、仮定に基づいた実際に発生してない費用は差し引いて計算します。つまり、仮定を無視しているので、仮定を考慮した利益より信用性が高いのです。
キャッシュフローはこのように事実に近い為信用され、銘柄分析の指標にされているのだと思います。このように、時々経理職で得た知識をここでアウトプットし、より自分のモノにして行きたいです。